住宅購入

【最短ルート】”自分で決める”後悔しない住宅購入10STEP

さとる
子供も生まれて、家賃ももったいないからそろそろ家を買おうかな。

結婚を機に、出産を機に、など

住宅を買おうと思った際、

多くの方が、

「SUUMO」や「ホームズ」といった不動産ポータルサイトで物件情報を探し、
良さそうな物件を不動産業者に問い合わせて内見するというプロセスを踏むことと思います。

しかし、その探し方には意外な落とし穴があるかもしれません。

・不動産会社に物件問い合わせをするとどんな担当がつくかわかりません。ベテランもいれば新人もいます。

・誰もあなたが本当に買うべき物件は教えてくれません。不動産業者には売りたい家があるからです。

・沢山電話がかかってきます。家にも訪問されるかもしれません。不動産業者にとってお客さんは取り合いなんです。

 

自分で物件を選んでいるようで、

実は不動産業者主体の物件探しになってしまっているかもしれません。

これではいつまで経っても自分にあった物件を見つけることはできません。

仮にいい物件を契約できたとして、

それは本当にあなたにとっていい物件だったと言えるでしょうか?

『住宅探しは物件情報収集から』

という方がほとんどかと思いますが、

ただ闇雲に物件を探しても時間と労力を消費するだけです。

ひいては買い時を逃し、金銭面で損することもあるかもしれません。

では、どうすれば、自分主体で後悔のない住宅購入ができるのか、

このブログでは以下の10のステップを踏むことを提案しています。

STEP1:現状の把握
STEP2:購入動機の整理
STEP3:物件種別の比較
STEP4:不動産の知識
STEP5:条件の整理
STEP6:不安材料の除去
STEP7:住宅ローンの審査
STEP8:物件選定
STEP9:内見
STEP10:申込・契約

この10のステップを踏むことで、
後悔のない住宅購入に最短で近づくことができます。

少し大変なような気するかもしれませんが、あなたの人生の大きな節目となる住宅購入です。
数千万円以上の大きな支出を伴う買い物です。
しっかりと考え、見極めながら進んでいくことが後悔のない住宅購入の最短ルートとなります。

それでは、夢のマイホーム購入に向けて各ステップの詳細を見ていきましょう。

 

STEP1:現状の把握

 

このステップではあなたの今置かれている状況を把握していきます。
現状を知ることで住宅購入の基準を作ることができます。

 今の家はどんなところですか?

賃貸ですか?借家ですか?築年数は?間取りは?

なぜそこに居住しているんですか?

なんとなく?職場が近いから?環境が気に入ってるから?

今の家にどのような不満がありますか?

部屋が狭い、子供が生まれて部屋が足りない、家賃が高い、などなど。
STEP2の『住宅購入動機の整理』にも重要な要素となりますので、
洗い出しておきましょう。

月々の家賃はいくら?

月々の家賃は住宅ローンを組む際の基準になります。
今の家賃が高いから住宅ローンの月々の支払いはもう少し低くしたいのか、
同じくらいでもいいのか、マイホームが持てるなら今より支払いが多くなってもいいのかなど。

家賃補助、頭金、親からの支援

会社から家賃補助が出ている場合、持ち家になって補助がなくなる可能性もあります。
現在補助が出ている場合には勤め先の保証を確認しましょう。
住宅購入に対して貯蓄をしてきたかどうかも把握が必要です。
今は、ほぼ自己資金を使わずに住宅を購入することもできますが、必ず把握しておきましょう。
ご両親からの援助が出そうな場合も事前に確認しておくことで、後の資金計画が変わってきます。

雇用形態

正社員ですか?個人事業主ですか?会社経営者や役員ですか?奥様・ご主人の雇用形態は?
住宅ローンを組む場合には長期の支払いとなりますので、定年時期なども確認しておくとgood

産休・育休の予定は?

本人もしくは奥様に産休育休の予定はありますか?
ある場合にはそれはいつからいつまでですか?また、復帰の予定はありますか?
現在取得中の場合も含めて確認をしておきましょう。

家族構成は?

夫婦二人なのか、お子様がいるのか、等の確認も大切です。

 

などなど、ご自身・ご家族の置かれている現状をまずは把握してみましょう。

STEP2:住宅購入動機の整理

 

どうして家を買おうと思ったのか?

動機を明確にしてみましょう。
購入動機が明確になることで、マイホーム購入に向かってまっすぐ進むことができます。

家賃がもったいない

結婚を機に

出産を機に

漠然としているマイホームの購入動機を一旦明確にしてみましょう。
マイホーム購入が夢だからというのでもOKです。

また、動機の整理と合わせて今住宅を購入する必要があるのかどうかも確認しておきましょう。

それは賃貸では叶えられませんか?

賃貸を探しに行って住宅を購入した方の話は聞いたことがありますが、住宅が欲しくて不動産業者に行って賃貸を勧められる人はまずいません。

それは、不動産業者や営業担当者にとって会社の利益にも営業担当の成績にもならないからです。

今だに巷では、「持ち家VS賃貸」のような比較を記事にしたり、YouTubeで発信したりしている方がいますが、はっきり言って無意味な論争です。

持家と賃貸の比較は個々人で全く結論が変わってくるからです。

本当に今の生活スタイルに持ち家が向いているのか、賃貸と持ち家どちらが自分にあっているか、メリットとデメリットをしっかりと把握することも大切です。

動機を整理し、賃貸では叶えられない目的のために住宅を購入するという意思が明確になると、
住宅購入に対してブレずに向き合うことができるようになります。

 

STEP3:物件種別の比較

住宅購入の意思が明確になったら続いて購入する家の種別を比較検討していきます。

住宅購入と言ってもいくつも選択肢があります。

マンションは月々管理修繕がかかるから戸建てにしよう。

やっぱり中古より新築でしょ。

など決めてかかる前にしっかりそれぞれのメリットデメリットの比較をしましょう。

また中古物件でもそのまま住むのか、リフォーム済みの物件を買うのか、自分でリフォームをするのかでも比較ができます。

意外と当初思っていた選択肢とは違うところで理想が叶うかもしれません。

 

STEP4:不動産の知識をつける

これから自分が購入しようとするマイホームがどんな仕組みで取引されるのか、
そしてどんな商品なのか、最低限でも知っていることで後悔のない住宅購入に近づきます。

例えば、こんな図面を見たことはありませんか?

このようなよく見る物件の販売図面に書いてあることがなんとなくでもわかるようになると、
その辺の不動産営業マンと同じくらいの知識が身に付きます。

図面に書いてあることを質問してもそれすら答えられない営業マンも多くいます。
住宅についてもそうですが、不動産業界についても最低限の知識を身につけておくことで、
不動産業者の言われるがままではなく、自分主体の不動産購入が可能になります。

 

1から4までのSTEPを踏めば、進むべき方向はある程度見えてきているはずです。

次のSTEP5で条件を絞り込み、夢のマイホーム購入に向けて進んでいきまよう。

 

STEP5:条件の整理

価格や間取り、エリア、物件種別などの各種条件を整理しまとめていきます。

ライフプランの整理(ライフプランニングの活用)

 ・終のすみかなのか、住み替えもあるか、家族構成の変化があるか

 ・今だけを見るのではなく将来も見据えた計画を立てましょう。

 ・FP(ファイナンシャルプランナーによるライフプランニング診断がお勧めです)

資金計画の整理

 ・現在借りられる金額を知ることも大切ですが「借りられる金額=自分に適した借入額」ではないのでしっかりと自分にあった資金計画を立てましょう

 ・ライフプランニングをすると自分にあった資金計画を立てることができます。

 ・どうやって購入するか(全てローンか自己資金を入れるか、入れるならいくらか)

物件種別を決める

 ・マンション、戸建て、新築、中古、リノベ など絞り込む

 ・いよいよSTEP3で比較検討した物件種別から自分にあったものを選択して行きます。

物件条件の整理

 ・立地、広さ、築年数など細かい条件の整理

 ・物件種別が決まったら次はどこに住むのか、間取りはどうかなど具体的に物件の条件を決めていきます。

 

STEP6:不安を取り除こう

 

資金繰りの心配

住宅ローンの審査はしてみましたか?

自己資金の出しどころは大丈夫?

自己資金は出す予定ですか?

出すとするといくらで、どこから捻出しますか?

親の支援サポート予定は確実か?

ご両親からの援助は有りますか?

ある場合、いつまでにいくら援助してもらえるかを確認しておきましょう。

車を買ったばかりだけどローンは組める?

車のローンは年数が短く月々の返済額が大きい為、住宅ローンの借入額に大きく影響します。
可能であればローンを組んで車を購入するのは住宅購入後が良いです。
ただ、生活に必要であったり、すでに車乗ローンを組んでいる方もいると思います。
車のローンを組んでいるから住宅ローンが組めないわけではないので、
自分の年収でどのくらいの借入ができそうか。
車のローンがあるけど住宅ローンどのくらい借りられそうか。
住宅ローン事前審査の前段階でセルフチェックしてみましょう。
▶︎【自分でできる】物件探しの前に住宅ローンのシミュレーションをしてみよう

昔カードローンを延滞したことがあるけど住宅ローン通るかな?

子供の幼稚園、保育園、学校問題

 

などなど、資金面や生活面での不安をできる限りなくしておくことが重要です。

 

STEP7:住宅ローンの事前審査

・どこの金融機関が自分にあっているか

・金利の低さだけではなく、その他の面も意識(団信等)

・固定金利か変動金利か

住宅ローンの事前審査を購入する住宅を決めてから始める方も多くいます。
ただ、実際に自分がどのくらいの金額まで借入することができるのか、
何%の金利が適用されるのか等、事前に知っておかないと、
折角欲しい住宅が見つかったのに借入が伸びない、
思ったより金利が高く月々の支払いに支障が出るなどの問題が出てく可能性があります。

住宅ローンの事前審査は購入物件が確定していなくても審査をすることができるので、
無駄な時間を浪費しなように必ず早めの段階で一度は実施しておきましょう。

STEP8:内見する物件を決めよう

物件の検索

STEP5で整理した資金面や物件条件を元に条件に合致する物件をインターネット等で検索してみましょう。
検索結果が多い場合もあればかなり少ない場合もあるかもしれません。
ここではしっかりと全ての検索結果を確認していく必要があります。
他にもいい物件があるんじゃないか、もっと自分に合う物件が出てくるんじゃないかと疑心暗鬼になることを防ぐ意味でも、
条件にマッチした物件の詳細は全て確認してください。

内見物件の絞り込み

実際に内見する物件を10件以内に絞り込みましょう

・全てに目を通すのは大変ですが、全て見ることで自分の優先事項が整理されてきます。
そして、他にもいい物件があるんじゃないかという疑心暗鬼になる。

・微妙な物件が多く、本当にいい物件がとても少ないことに気づく

・不動産仲介に依頼すると微妙な物件は排除して紹介してくれることもあるが、買主はそんな事情を知らない。

・たくさん自分で見たからこそいい物件が自分で排除できるようになる。

前段をすっ飛ばしてこのステップから住宅探しを始める方がほとんどです。
不動産会社に依頼をしてもこのステップから始めてしまうことが多くあります。
ただ1〜7のステップを踏んでいないと、ただただ闇雲に探しながら時間だけが過ぎていく、
不動産業者の言いなりで購入物件んを決めてしまうなどの結果になってしまうこともあります。

100%理想に合う物件は存在しない

あまりにも希望の物件が少ない場合には希望の条件が厳しすぎる可能性があります。
その場合は価格面で調整するのか、間取りを見直すのか、エリアを変えるのか等ステップ5に戻って譲れるポイント、譲れないポイントをあらためて整理し、
検索し直してみましょう。
希望100%の物件に巡り合うことはないと考えておいてください。

 

前段をすっ飛ばしてこのステップから住宅探しを始める方がほとんどです。
不動産会社に依頼をしてもこのステップから始めてしまうことが多くあります。
ただ1〜7のステップを踏んでいないと、100%条件にマッチした物件を探してしまったり、
もっといい物件があるんじゃないか、もう少し待てばいい物件に巡り会えるんじゃないかと
ただただ闇雲に探しながら時間だけが過ぎていく、そんな状況に陥ってしまいます。

実際に実務をしていると、何年も何年も夢のマイホーム探しをされている方に何人も出会いました。

不動産業者の言いなりで購入物件んを決めてしまうなどの結果になってしまうこともあります。

 

STEP9:内見

実際に物件を内見してみましょう。

可能であれば1日時間を割いていくつか(3~5件くらい)ピックアップした物件を一気に見ることをおすすめします。

おそらく、図面やネットなどで見ていた時と比べて印象が大きく変わることと思います。

また、できれば不動産業者、エージェントは1社に絞ってまとめて見せてもらえると良いです。

たいていの場合ネット等に掲載されている物件はどこの不動産会社やエージェントでも同じようにご紹介が可能です。

複数に依頼する場合、日程調整やその後の対応等の手間が増えてしまします。

STEP10:申込〜契約

購入希望物件の申込

購入希望物件が見つかったら、申込書にサインをします。この時に交わす購入申込書には法的な拘束力はないので、後で『やっぱりや〜めた』も通用します。

ただし!

この段階までくると、不動産を案内した仲介業者やエージェントも契約に向けて準備を開始します。

また、売主さんにも情報がいきますので、いくつも申し込みを出して気に入った物件をキープ。なんてことはしないで下さい。

本当に気に入った物件で売主さんに対してこの物件を買いたいです。

という意思表示の意味もありますので、決意を固めて申し込みをしましょう。

仲介会社はこの不動産購入申し込書を持って、売主さんにこういう人がこの金額でこの物件の購入を希望しています。と意思表示をします。

値引き交渉などがある場合にはこのお申込書に記入します。

購入申込書を売主さんに提示し、売主さんとあなたがその内容で納得したらいよいよ物件の契約となります。

重要事項説明

宅地建物取引士の免許を持つ宅建士によりその物件についての重要な事項の説明が行われます。

基本的には仲介会社が役所や近隣でその対象物件について調査をし説明します。

売買契約

重要事項に納得し、疑問点不安てんを解消することができたら、いよいよ契約書に記名押印し手付金を渡し契約成立となります。

 

まとめ

ここまでのSTEPをしっかりと段階を踏んで進めてこられた方は、
おそらく1回の内見で購入物件を迷わずに決めることができるはずです。

何件も何件も何年間も物件を探している方もいますが、半分趣味になってしまっています。

この物件よりもいいものが出るのではないかと疑心暗鬼になり、買い時を逃してしまっては元も子もありません。

上記フローを踏んだ物件購入のロードマップでは、

一般的な住宅の探し方とは違い、ライフプラン面、資金面、物件の条件面などしっかりと足場を作った上で物件探しを始めますので、

結果として限りなく失敗も少なく、且つ、最短で住宅を購入することが可能になります。

物件からの問い合わせで仲介会社に相談に行った場合、

ここまでのプロセスを踏んでの提案はされないでしょう。
ほとんどの場合、

問い合わせ

内見

住宅ローンの審査

申込・契約

という、このロードマップでいうところの後半のステップしか踏まないことがほとんどです。
そして各種条件等がご自身の中で整理できていないが為、何度も内見を繰り返し、

 

・まだ他にもいい物件が出てくるんじゃないだろうかと買い時を逃す方

・実際に物件を見に行ったもののローンの審査に通らなく無駄な時間を費やしてしまう方

・うまく購入できたはいいものの支払いが思った以上に負担になり、ライフプランの変更を余儀なくされてしまわれる方

 

等々、満足のいく住宅探し、住宅購入に結び付かない方が非常に多くいるという現状があります。

もちろんSUUMOなどのポータルサイトを経由して物件を問い合わせることが悪いとは思いません。

ただ、しっかりとご自身の中で軸をもち、担当者や物件を選ぶ目をもつこと、不動産の知識をつけて不動産屋の言いなりにならないことが重要です。

このロードマップを全て実行すれば100%満足のいく物件購入ができるかというと、そうならない場合もありますが、
少なくとも自分の住む家は自分の意思で決めたという後悔のない選択は可能になるはずです。

そもそも100%満足のいく物件はこの世にありません。

そして、住宅購入は買いたいと思った時が一番の買い時です。

これから住宅探しを始めようと思われている方、

すでに住宅を探し始めているが、なかなか思うように進んでいない方、

ぜひ、ご自身でも知識をつけて”自分の家は自分で買った”という後悔のないマイホーム購入を目指してください。

 

ここまでの10ステップ。
このロードマップを全て自分で完走するのは意外と大変です。
そこをサポートするのが不動産エージェントです。

物件からの不動産業者主体のマイホーム探しではなく、
あなたに合った不動産探しのサポートをしてくれる不動産エージェントを介した不動産探しも選択肢の一つとして是非考えてみてください。

不動産会社へ依頼をした場合多くの場合が7〜10のSTEPしか踏みません。
その点エージェントはその前段階のSTEP1からしっかりとサポートしてくれる可能性が高いです。

後悔のない夢のマイホーム購入を実現させましょう!

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