これから住宅を購入しようと検討している方、
その多くが、インターネットの不動産情報サイトから不動産業者経由で情報を集め、内見等をしているここと思います。
でもこんな経験はありませんか?
・不動産情報サイトから問い合わせをしたら電話やメールがひっきりなし。
・不動産業者の担当者と相性が合わない。
・まだ買うつもりがないのに、グイグイくる。
この記事では、そんな経験をされてしまった方、
そしてこれから住宅の検討を始めようと計画されている方に、
このような問題を解消する方法をご提案させていただきます。
結論からいうと
住宅購入は不動産エージェント選びから始める
これが解決策となります。
不動産エージェントとは?
不動産売買を検討する方の代理人(エージェント)で、組織には属していたとしても個人事業主として活動します。
会社に縛られることがないため、ノルマもなく、より購入者に寄り添った提案が可能になります。
長年、会社至上主義、大手企業信仰の強い日本ではまだまだ浸透していませんが、
より透明性の高いアメリカの不動産流通業界では、住宅購入は良い不動産エージェント探しから始まります。
住宅購入を不動産エージェント選びから始めるべき3つの理由
1、不動産エージェントはノルマやしがらみがない
不動産屋さんに問い合わせをするとまず、どんな担当がつくかもわかりません。
また、多くの場合が会社員なので、会社の利益のために動きます。
各担当に販売ノルマが課されていることも多いため、できるだけ多くの人にできるだけ早くできるだけ利益が出る物件を販売することが仕事です。
その点、冒頭の説明の通り、不動産エージェントは組織には属していても個人で働く個人事業主です。
ノルマもなければ会社の利益のために働く必要もありません。
もちろん自分の稼ぎは必要ですが、圧倒的にクライアントである購入者に対して時間も労力も注ぐことができます。
2、物件紹介が仕事ではない。物件情報に差がなくなった
一昔前、インターネットが普及する前は情報は宝でした。
その不動産業者しか持っていない情報、いち早く仕入れた情報、その情報をいの一番に購入者に届けてくれる不動産業者の担当者はとても貴重な存在でした。
ただ、今では物件情報の価値は非常に低くなったと言えます。
ほぼ全ての情報をどの不動産業者でも扱えることはもちろん、SUUMOやアットホームなどに代表される不動産ポータルサイトでは一般消費者でもほぼ全ての物件情報を入手することが可能になってきました。
不動産会社の担当者よりも購入検討のお客様の方が最新の物件情報をいち早く知っているなんてことはザラにあります。
そんな今の時代は物件情報よりも、購入者個々人にあった提案ができる担当者の存在が重要となってきます。
ただ、いまだに物件情報をいかに早く届けるか、競争している不動産業者が多く存在します。
そこで、それぞれの購入者にあった不動産購入をコンサルしてくれる不動産エージェントの存在価値が増してきています。
3、担当者を選べる
先ほども記載の通り、不動産会社に問い合わせをすると、どんな担当がつくか全くわかりません。
知り合い経由での紹介なら人となりがわかるかもしれませんが、多くの場合、たまたま電話を対応した営業などということになります。
でも、一生で一番高い買い物になる住宅購入をそんなどこの誰かもわからない人から買うのはリスクではないでしょうか?
新人かもしれませんし、相性の合わない担当かもしれません。住宅は価値観の塊とも言えると思います。
できるだけ価値観、相性のあう担当を自分で選ぶことが失敗しないマイホーム購入の第一歩です。
しかし、不動産会社のHPを見てもその担当者の人となりを判断する判断材料は乏しいです。
自分でエージェントを選び、チャットや電話、今の時代はzoomなどの面談を通して相手の人となり、価値観を理解した上でこの人ならと思える担当を見つけることが重要です。
不動産エージェントから住宅購入をするメリット
自分で物件を決められる
先ほども少し触れましたが、今日本で住宅を探そうと思うと不動産情報サイト(ポータルサイト)のスーモやホームズ、アットホームなどを経由して、まずは不動産会社に問い合わせ、そして内見というステップを踏むことがほとんどです。
問い合わせ
↓
内見
↓
住宅ローンの審査
↓
申込・契約
問い合わせをすると簡単なヒアリングの後、内見で気に入った物件があれば住宅ローン審査にかけ、通れば契約に促す。
これでは、本当にあなたに最適の物件が見つかったことにはなりません。不動産会社主体の物件探しになってしまい、主体の肝心なあなたの価値観や利益を無視してしまっています。
気に入った物件なんだからいいじゃないか!
という方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。
他にもっとあなたにあったいい物件があったとは思いませんか?
あなたも納得したつもりになりつつ、もっといい選択肢があったんじゃないか、本当に今住宅を買うべきだったのか。など、後々後悔するかもしれません。
安い買い物ではありません。後から後悔しても遅いんです。
それでは初めから不動産エージェントに依頼をした場合はどうでしょうか。
不動産エージェント探しから始めて、アプローチをとった場合、まず物件の紹介、という流れにはなりません。
まず初めにヒアリングやコンサルから入り、あなたの現在の状況や将来設計などから本当に住宅購入という選択が正しいのか、
どう言った物件が合っているのかなど、専門家の立場から一緒に考え、提案をしてもらえます。
具体的にこのブログでは以下のSTEPを踏むことをおすすめしています。
STEP1:現状の把握
STEP2:購入動機の確認
STEP3:物件種別の比較
STEP4:不動産の知識
STEP5:条件の整理
STEP6:不安材料の除去
STEP7:住宅ローンの審査
STEP8:物件選定
STEP9:内見
STEP10:申込・契約
詳しくはこちらの記事を参考ください。
▶︎【最短ルート】”自分で決める”後悔しない住宅購入10STEP
不動産エージェントを利用し正しいステップを踏むことで、
夢のマイホーム購入が、後悔のない最善の選択となるはずです。
住宅を買わない選択肢の提案
不動産会社に問い合せをした場合、もしもあなたの現状では今は住宅を買わない方が良かったとしたら、不動産会社はそれをそのまま伝えてくれるでしょうか?
その答えはNOです。
不動産会社は不動産を売る、もしくは売買の仲介をして手数料を得るのが仕事です。利益を追求するのが会社の責務だからです。
不動産エージェントが利益を求めないわけではありませんが、ノルマもないので圧倒的に顧客目線に立って提案が可能になります。
本当に信頼できるエージェントは、状況を聞いた上で住宅を買わない選択肢を提案できるエージェントです。
それが不動産会社よりも個人で活動する不動産エージェントの方が圧倒的に可能なのです。
不動産エージェントに依頼する不安点
今まで不動産エージェントを検討するメリットを書いてきましたが、
不動産エージェントであればなんでもOKなのか、というとそうでもないので、ここでは不動産エージェントを検討する際のデメリット問題点を整理します。
主な問題点
・個人のエージェントに任せるのは不安
・やっぱり大手の不動産会社の方が安心なんじゃないの?
・相性が合わなかったらどうしよう。
不動産エージェントを検討するときこういった疑問が出てくるかもしれません。
徐々に浸透しつつあるとはいえ、まだまだ日本では馴染みの薄い不動産エージェントです。
色々と疑問が出てくるとは思いますが、個人事業主とはいえ宅建業免許を持った不動産会社に加入していることがほとんどです。
不動産の仲介を生業にする場合には宅建業免許が必要なので、しばり的には大手も中小もエージェントも大差はありません。
販売ノルマがある会社員として会社の為に働き給料をもらっているのか、個人事業主として成果に対して報酬を得ているのかの違いになります。
ただ、だからエージェントであれば誰でもいいのかと言えばそんなことはありません。
適当に選んでいては大手不動産業者に問い合わせをするのと変わらなくなってしまいます。
人間同士ですので、相性や価値観の合う合わないが必ず発生してきます。
まずは相手がどんな人なのか確認することが大切です。
自分にあった不動産エージェントの探し方
不動産エージェントについて理解を深めてきましたが、
実際に自分にあったエージェントはどのように選んでいけばいいでしょうか。
エージェントマッチングサイトの活用
最近では、不動産エージェントファームなども増えてきており、
インターネット等で【不動産エージェント】と検索すると数多く出てきます。
その中から、問い合わせをし、チャットや電話などで直接お話をしていきます。
SNSなどの活用
不動産エージェントはブログやSNSなどで情報発信をしている方も多くいます。
XやInstagramといったSNS、Youtubeやブログなどを介してプロフィールを確認、
自分と価値観の合いそうな人にコンタクトをとっていきます。
方法は色々ありますが、
自分が探しているエリアを得意としているか、
価値観が合っていそうか等を確認し、電話なりチャットなりで交流を深め、人となりを知った上で依頼するようにしましょう。
住宅購入は購入者とその家族の価値観の体現と言えるかもしれません。
自分たちの考える住宅購入について価値観が合うか、
住宅検討にあたってそのエージェントがどんな価値をもたらしてくれるのかを慎重に見極めましょう。
まとめ
情報に差がなくなり、個人の時代がやってきた今、
メリットデメリットを加味した上で、住宅の検討はぜひエージェント探しから始めてみてください。
不動産会社経由の住宅購入と不動産エージェントを介した住宅購入の最大の違いは、
不動産会社は不動産を良い条件で売ることを目的とするのに対し、
不動産エージェントは顧客の要望を叶えることにフォーカスした働きをします。
モノよりコトに焦点を当てるのが不動産エージェントです。
今回の内容が全ての不動産会社、不動産エージェントに当てはまるわけではありません。
情報を鵜呑みにすることなく、自分の目で確かめながら、自分主体の後悔がない住宅購入、
夢のマイホームを手に入れてください。